社員インタビュー / T・T

インタビュー
インタビュアー

いつから、どんな障がいですか?

T・T

先天性の難病による運動機能障がいがあります。
子どもの頃からよく転んでいましたが、大学生になってから足の状態が急に悪くなってきました。
そして、30歳の時に大学病院で難病と診断されました。
筋委縮を伴う進行性の病気で、神経障がいの症状が末端に行くほど強く出ます。指先に力が入らないので、特に細かい作業が苦手です。

インタビュアー

現在、どんな業務をしていますか?

T・T

フジクラの国内拠点の全従業員分と、関係会社12社の給与計算を行っています。

インタビュアー

入社したきっかけを教えてください

T・T

前職はシステム開発系の仕事で、丸の内にある会社に勤めていましたが、病状が進むにしたがって、残業や通勤の負担に身体が耐えられなくなってきました。
そんな時に、人材紹介会社が“業界大手であり、障がい者採用に積極的な会社”として紹介してくれたのがフジクラです。
当時の非鉄金属業界は、障がい者雇用率が全体的に低い水準にあったので、フジクラが法定雇用率を満たしていることには驚きました。

インタビュアー

通勤の負担は改善されましたか?

T・T

会社近くの借り上げ社宅を利用できるため、通勤はとても楽になりました。
バスを利用すれば、自宅から職場まで20分もかからないので、体力面で不安を感じることもなくなりました。

インタビュアー

実際に入ってみてどうでした?

T・T

物の持ち運びや書庫の片づけなど、自分が苦手とする作業は免除してもらっていますが、それ以外の面で、障がいのことを意識させられる場面はほとんどありません。
本当はいろいろと気を使ってくれているのだと思いますが、それを感じさせない形で配慮してくれるため、自然と頑張ろうという気持ちになります。

インタビュアー

T・Tさんの障がいを、
まわりの方は理解してくれてますか?

T・T

入社後、同じグループの皆さんには、自分が持っている病気について伝えました。 苦手なこと、出来ないことを理解してもらえているので、仕事も円滑に進められています。

インタビュアー

業務中に、苦手なことで困ったことはありますか?

T・T

初めての席替えのときに、重いものを運んだり、デスク下に潜ったりできないのでどうしよう、と不安になりましたが、まわりの方が自然と手伝ってくれました。
あらためて考えてみると、周囲は親切な方ばかりなので、苦手なことで困るという経験をしたことはないかもしれません。

インタビュアー

フジクラの良いところは?

T・T

健康面での配慮があるだけでなく、自分の希望やこれまでの経験を考慮してもらえるので、前向きな気持ちで働けるところが良いと思います。
また、長い歴史があり、継続成長をしてきた会社だからか、社内の雰囲気には落ち着きがあり、さりげない心遣いをしてくれる方が多いようにも感じます。
例えば、入社面接のときにも、面接担当の方に「階段は苦手」と伝えたら、帰り際まで歩く様子を細かく見ていてくれて、その後の配慮にもつなげてもらえました。

インタビュアー

入社して戸惑ったことはありますか?

T・T

社内メールでも、宛名に「様」を付けることに最初は戸惑いましたが、今ではこの方が丁寧で良いと感じています。
社内の人にも丁寧に接するという社風がよく表れているように思います。

インタビュアー

障がい者の方に、フジクラでの就職をすすめたいと思いますか?

T・T

身に着けたスキルやこれまでの経験を生かしたいけれど、
体力や体調に不安があるという方にとって、フジクラは本当に検討する価値のある企業だと思います。

インタビュアー

今後の目標や、挑戦してみたいことはありますか?

T・T

人事系システムの不具合を減らしたいですね。「あの人に聞けば大丈夫」と思われる存在になりたいです。
他にも、海外に工場や拠点が多いので業務領域を広げられるようにビジネス英語の勉強にもチャレンジしたいです。

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