社員インタビュー / 近藤 路子

近藤路子 近藤路子
インタビュー
インタビュアー

どんな障がいがありますか?

近藤路子

12年前にオーストラリアでワーキングホリデー中に事故にあいました。腰椎損傷で、下半身まひがあります。

インタビュアー

フジクラに入社した理由を教えてください

近藤路子

3年前にオーストラリアから帰国して、仕事を探した時に
障がい者転職支援サービスから紹介されたんです。
実は祖父が導線加工販売業を営んでいたのでフジクラと深いかかわりがあり、身内からも勧められました。
更に福利厚生が充実していて、木場の家賃なら会社のすぐ近くに家が借りられるし、内定してた会社のなかでも、1番お給料がよくて決めました。

インタビュアー

ほかの内定していた会社は、どんな感じでしたか?

近藤路子

他に数社内定していたのですが、会社の近くに住めることを前提に考えると、有楽町や品川は家賃が高くてとても無理。通うにも人が多くて難しいだろうと。
他の会社のお給料面は、何というか少し低い?障がい者っていうことがちょっと関係あるんじゃない?正直そう思いました、
というか…私、個人として雇いたいと見ているのではなく、障がい者雇用の2.2%を目指し 障がい者を雇いたいという印象を受けたんです。
その点、フジクラだと障がい者とか関係なく、能力をかって仕事をさせてる(笑)

インタビュアー

入ってよかったと思うことは?

近藤路子

福利厚生が充実してます。それに産業医との連携がしっかりしていて、よく声をかけてもらえるから体調の相談もしやすいです。
環境についても会社に強く言ってくれるので安心して働けます。
気軽にフレックスが使えるのも、すごく助かってます。

インタビュアー

入社するまで、どんな仕事をされてましたか?

近藤路子

スポーツショップで3年半働いてからオーストラリアに行きました。
コミュニティーサービスワークの資格を持っていて、
DV被害にあった女性を保護して、お金がない人には行政補助を受ける方法を教えたり、不当な家賃を請求されてる知的障がいの方などに「こういう法律がつかえる」と紹介したり、あとは動物看護師。
これはオーストラリアと日本の資格を持ってます。

インタビュアー

フジクラで働くことに不安はありましたか?

近藤路子

障がい者としては、初めて日本で働くので適応できるか不安でした。
でも働いてみたら日本でも海外でも変わらない。ようは心の持ちよう。どこでも同じ!(笑)

インタビュアー

どんな部署にいるんですか?

近藤路子

グローバルな部署です。海外生活の経験者が多く、誰かしら海外出張してたり外国の方もくる。英語が飛び交う環境なので居心地がいいですね。
ほとんどの人が車椅子の人と働くのが初めてだったけど、理解してくれたうえで普通に接してきます。いい意味で私のことを障がい者あつかいしないから、たまに障がいがあることを忘れるくらい働きやすいです。

インタビュアー

今はどんな業務をされていますか?

近藤路子

貿易実務で輸出入の手配をしてます。
工場に出荷指示をする役目ですね。
経営執行会議などの設営や資料の用意もしています。

インタビュアー

近藤さんの障がいを、まわりの方は理解してくれてますか?

近藤路子

慢性疼痛で、我慢できないくらい痛むことがあるんですが、
上司には自分の症状を細かく伝えてますし、周りの方もそれを理解してくれていて、ひどい痛みでデスクに伏せてる時は、痛みがひいてから仕事を頼んできてくれます。
緊急時用の階段の昇降機の使い方や、どうやって逃げるのか確認してくれる人もいて、思いやり溢れる人達なんです。

インタビュアー

今後の目標や、やりたいことはありますか?

近藤路子

貿易実務をもっと勉強したいですね。
語学では、TOEICで800点とること。あとは、最近スポーツをしてないので、サーフィンに挑戦したいと思ってます。

インタビュアー

最後に、アドバイスをひと言

近藤路子

自分の症状を細かくきちんと説明することや、体調が悪いときは隠さないことが大切だと思います。
同じように自己管理も重要だと感じます。
何をしたら、どんな時に不調になるかなど、自分のリズムを把握できると、新しい環境でもすぐに自分にあった働き方が見つけられると思います。

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